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【体験談】うつ病になって精神病棟に入院したら想像以上にヤバかった話

職場のストレスでうつ病になり会社を辞めたのですが、調子がよくならず、うつ病がひどくなっていき、家族にも迷惑をかけてしまっていた為、早く良くなればと思い精神病棟へ入院をした経験があります。

自分の意志でということで任意入院という形で2か月間精神病棟に入院しました。その時の体験をつづろうかと思います、今後、ご自身もしくは家族が精神病棟に入院することになった時の参考に少しでもなれば幸いです。

※あくまで私が入院した病院の話です、病棟ルールなど各病院によって様々だと思いますので、ご参考程度にお願いします。

うつ病で入院前に知っとくべきだった入院のルール

うつ病で入院時に聞かれる質問がヤバい

病院によると思いますが、家族・医師から「入院するべき」と言われ入院させられる場合と、患者本人の意思で「入院させてください」という任意入院という場合、二パターンありました。

任意入院ですと、あまり縛りがきつくないようです。そして精神病棟は持ち物の縛りがかなり厳しかったです。そして、入院前「自殺願望があるかどうか」を聞かれます。「死にたいですか?」と聞かれました。もし自殺願望があった場合、管理の厳しい施錠付きの個室になるのでは思います。

うつ病は普通の病院と違い、持ち込み禁止物が厳しい

絶対ダメなものは、カッターなど刃物類、ガラス類、ひも状の物がダメでした。パジャマなど衣類についている紐もダメで、靴紐ももちろんダメでした。おそらく自殺を図らないためでしょう・・・。

後は、ケータイ、スマホ、パソコン、コンセントで使う電気機器も絶対ダメでした。そもそも部屋にコンセントの差込口がなく、電気機器の類のものは一切禁止でした。あとテレビも部屋にありません。部屋の外のちょっとした談話室というか机椅子がある広場に一応みんなで観るようにテレビは置いてありました。

じゃあ暇なとき何して過ごせばいいの?となりますが

本、筆記用具は医者の許可が下りればOKという形。しかし、それも患者によっては医者から許可がおりず、NGな場合もあります。

私の場合、任意入院だったので、ある程度持ち物の審査はゆるく、本、筆記用具類はOKでした。

そして、自分の私物には必ず名前を書くことを強要されていました。下着や衣類、歯ブラシ、コップなど必要な生活用品全てです。 これがかなりめんどくさかったです。
しかし、同じ病棟内に認知症の方、自分の物が判断できない方もいるため、物の盗難・紛失などのトラブルを避けるため仕方ないですね。

何か新しく物を家族に頼んで持ち込んだ場合、その度看護師が一つ一つチェックをして、名前が書かれているか確認されます。何か用事で外出し戻ってきた時もボディチェックをされます。ここは収容所かな?と思いましたね。

風呂が週2回で二人の監視付き

これは他の病院でもそうなんでしょうかね・・・?患者の安全を守る病院の立場からすると当然かもしれません。

しかし要介護の人なら仕方ありませんが、私の様にある程度自立できている人にとっては、監視されながら風呂に入るというのが結構精神的にきつかったです。

あとは週二日というのが、今まで毎日入る生活をしていたので、信じられませんでしたね。これを知っていたら入院しなかったかもしれません。こんなに毎日風呂に入れるというのが有難いということを実感する日が来るとは思いませんでした。

うつ病で入院生活、1週間で心が折れる!

実際、私の場合は3か月入院が必要。と言われていましたが、思った以上に過酷すぎて割とすぐ心が折れることとなります。

皆目が死んでいる・・・

病棟ルールに戸惑いながらも入院生活がスタートしました 失礼な話で申し訳ないのですが、病棟内を看護師さんに説明されながら歩いているとき、周りに入院患者たちが、うろうろしていたりするのですが、どうも皆焦点が定まっていない目をされていました。目が死んでいる。と言ってしまうと可哀そうですが、それが一番伝わりやすい表現のように思えました。

そして、私がいる所に、ある女性の患者がすっとよってきて、うつろな目でじい~~っと何も言わず顔を近づけ、私を見つめてきました。

うつろな目なので正直にらみつけているように見え、恐怖を感じていました。新参者が来て珍しがっているのかなと思い、ここは挨拶でも何か言うべきなのか悩んでいたら、そばにいた看護師さんは慣れた様子で彼女をスルーして私を奥へと案内していきました。

沈黙・・・、それが正しい答えなのか。

正直、それが一番最初の恐怖でしたが、こんなのただの序章に過ぎなかったことをその時の私はまだ知る由もありませんでした・・・。

私の場合、残念ながら個室が空いていなかったため、四人部屋に四人マックスの状態で、入院することになりました。できれば最初は個室でいたかったですが、空いてないようなので仕方ないと思いました。

しかし、この4人部屋というのがくせ者でした。おそらく普通の病院でも、他人と同室で過ごすのは、あまり落ち着かないでしょう。それが精神病棟ですと、同室の方も皆さんそれぞれ病気を抱えていて症状もそれぞれなので、他の病院よりもより一層ヤバいということを体感することになりました。

うつ病で入院したら同室の人が独り言、一人笑いを一日中言っていた

私も入院初日など特に、色々疲れてしまい、ほとんど寝て過ごしていましたが、ふと部屋の端のベッドから常に何か、女性の話し声と時々クスクスと笑い声が聞こえていることに気づきました。

最初はなんだろう?と思い、気にしていませんでしたが、やっぱりずっと、何か話し声が聞こえるなぁと気になりだしました。最初は誰かと誰かが会話してるのかと思っていましたが、そのうちそれがすべて女性一人の独り言だったと気づきました。

二日目の朝、いきなりバン!と枕を壁に投げつけている音が例のベッドからしてきました。「○○だから怒ってるんだよ!!」と何やら一人で怒りをあらわにしている様子でした。かなりびっくりして、ヤバい人と同じ部屋になってしまった・・・。と思いました。

その後、やはり数日間、常に、ずーーーっと部屋の隅から独り言とクスクスという一人笑いが聞こえてくるのが、我慢できなくなり、看護師さんに相談してみました。

看護師さん「気づいてあげられなくてごめんね。よく言ってくれたね。部屋移動してみようか」

看護師さん曰く色んな症状の病気の人がいるから、とのことでした。それでも、自分も病気で入院しているので、他の病人の人に気を遣うのも、負担になるので部屋をまた違う四人部屋に移ることになりました。

部屋を変えたがそれが大きな間違いだった

「ここは静かなひとばかりだよ」と言われ安心していたましたが、部屋を移った直後、隣のベッドの女性が、顔をこちらに向けて「ごめんなさいごめんなさい」と言ってきました。

思わず反射で私は「あ、すいません」と言ってしまいました。この人は何に対して謝っているのかよくわからず、返事の仕方がよくわかりませんでした。なんだろう?と不思議に思いながらも、せっかく部屋変わったしこの部屋で慣れるしかないよな、と思っていました。

しかし、その後も、彼女は執拗に私の所に来ては「ごめんなさいごめんなさい許してくださいごめんなさい」と言い続けてきました。私が「・・・・あ、はい・・・・・・」と言うと、すっと引き下がっていくのです。

どういうことだ・・・・・。

彼女は部屋の出入りが激しい人で、部屋を出るとき、入るとき、いちいち私に「ごめんなさいごめんなさいゆるしてくださいごめんなさい」「私が悪いです」という決まったフレーズを私に言ってきては、私が少しリアクションをすると、すっと引き下がっていくのですが、正直めちゃくちゃ怖い・・・・・・・!!!!!と震えました。

彼女は、まさしく、目がぼやっとしていて、また失礼ですが、「目が死んでいる人」でした。よく漫画でいるヤンデレのキャラは目が濁っていますが、本当にそんな感じでした。

その日のうちに看護師さんに相談しましたが

看護師さん「今まで普通の人しか接してなかったからびっくりしちゃうよね。その人にもそれぞれ世界があって・・・」

とのことでした。その看護師さんが「何も悪いことしてないから謝らなくていいよ」って言ってくるね。と言ってくださったので安心しました。私は直接彼女と会話するのがものすごく怖かったのです。

しかし、彼女は結局、謝らなくていいと言われても理解ができていないようで、その日の晩も何度も私の傍に来て謝り続けるので、怖くて、私が寝ている間も来たらどうしようと、寝るのもびくびくしながら寝ることになりました。

次の日の朝「個室が空いていたら個室にしてください。前の部屋が空いていたらもう前の部屋でもいいので部屋移らせてください」と懇願しました。

結局最初の部屋へ戻る事に…。

謝る女性と隣のベッドが、あまりにも怖かったのでたった一日で前の部屋に戻る事になりました。まだ、謝罪され続けるより、独り言を聞いてたほうがマシだと思ったのです。

すると、前の部屋に戻ると、いつもの独り言を言ってた方が、症状が軽くなったのか、独り言を言わなくなっていました。あ、なんだ。静かになってよかったなぁと思いました。

しかし、それはほんの、つかの間の安息でした。

一番最初の部屋で、自分のベッドで休んでいると、コンコンとノックする音が聞こえました。看護師さんかな?と思っていたら・・・

「ごめんなさいごめんなさいゆるしてくださいごめんなさい」

あの女性が、私の部屋を探し出して、ノックしてドアを開けそのセリフを言ってくるのです。わざわざ部屋に来てまで。思わず背筋がゾッとしました。それが1日何十回も繰り返されますので、私も怖くて、何も言ってあげられず、そのまま返事したとしても、軽くうなずいてあげる程度しかできませんでした。

うつ病で入院、一週間後

そんな同じ病棟内の人達に悩まされながら1週間過ぎた頃、主治医に「お願いなので退院させてください」と頼みましたが「まだ1週間じゃなにもできてないよ」と言われてしまいました。その時にしつこくつきまとわれている事を伝えましたが、病気の人なのでひたすら避けていくしかない。と言われたので、とにかくなるべく接することが無いよう、避けて生活するしかないのか。と愕然としました。

避けてても結局部屋にノックしてくるんですけどね・・・。

入院しているほかの患者さんたちについて

他の患者さんたちですが、皆、目がうつろだったり、ぼーっとしてる人がいて、私は最初は彼らがとても怖かったのですが、一応襲い掛かってくることは無いとわかりました。それでも、「水槽の中にいるサメ」を見ているような感じで、安全ではあるけど、そばにいるとなんとなく怖い。という感覚がして、自室の外には極力出ないようにしていました。

というか、自室の外に出ると、おそらく緊張し始めるのか私は首筋がピンと突っ張った感じがしてしまっていました。それなので、ほとんど引きこもって生活していました。トイレや洗面台は部屋になかったので、ある程度部屋の外には出ないといけませんでしたが。

うつ病で入院から1カ月頃

病院生活にようやく慣れてきました。そして、相変わらず謝罪する女性には、私も慣れてきたのでちゃんと会話してあげられるようになりました。「あなたは何も悪くないので謝らなくていいですよ」と言ってあげていました。すると「わかりました」と言うのです。しかし、理解がやはり難しいのか、それでも毎日謝ってきます。頻度としては、ちゃんと「謝らなくていい」と言い始めてからは減ってくれたので、耐えられるレベルになってきました。入院生活も不便はあるけれど、何とか慣れてきました。

しかし・・・・・

入院して暇すぎると人はどうなるのか。

テレビも自由に観れず、パソコンもスマホもないしで、暇で暇で仕方がなかったです。夜9時消灯、朝6時点灯だったのですが、もう夜9時まで時間が持たない。朝も4時、5時に目が覚める。空虚な時間がただ流れ続ける、真っ白い天井をただ見上げる。三度のご飯だけが楽しみ。そんな毎日。

毎日毎分毎秒「暇・・・」と思っていました。暇がゲシュタルト崩壊してきました。本当に暇でした。外には自由に出れず、自室の外に出ても何もなく、仕方なく自室でじっとして横になったりしていました。

そんな暇の連続を毎日体感し続けていくと、人はどうなるのでしょう?

暇という意識が、常にあり続けることにより、「暇」を意識し続けることがもはや無意識にできるようになってしまい、つまり無意識下に「暇」という概念が存在する。「暇」が無意識ということは、意識していないということなので、

人は暇すぎると暇を感じなくなる。

と思いました。例えば、家の鍵を閉めるという行為を意識してやり続けると、逆に無意識にやるようになってしまう。みたいなものかと、余計な話ですが(笑)

うつ病で入院2か月目以降、メンバーも移り変わりゆく

入院から5週間くらいかそれ以上たったころには環境にも慣れたせいか、薬も効いてきたせいか、何事にも動じなくなってきました。

だいたい同じ病棟内のメンバーの顔と名前も覚えてきたり、結構入れ替わりがあったので、「あ、あの人いなくなってるなぁ、退院したか、病棟移ったのかな」と周りの人の事もだいぶわかるようになってきました。

謝罪をし続ける彼女のその後

相変わらず、謝罪する女性はしつこく私の部屋にノックをして謝りに来ることは変わっていなく、同室の人が、いよいよ気味悪がってきたので、今まで優しく接してあげていたので、今度は逆に思い切って強めに言ってみることにしました。

「もう二度と私に話しかけるな!!」

と強めに言いました。二回ほど言いました。「わかりました」と言って、それ以来、嘘のように彼女は私に何も絡まなくなってしまいました。思えば、優しく言ってあげていた時は「○○(私の名前)様は優しいです」と、気に入られてしまっていました。

よくよく観察すると、私以外にも他の患者にも謝罪行為をするようになっていってたのですが、優しそうな人にしかアクションを起こしていませんでした。中には、「うるせぇ!」と怒鳴ってくる人もいますから、そういう人には絡んでいませんでした。

彼女も人を選んで、謝罪行為をしていっていたようですね・・・。本当は優しくしてあげたいのですが、それにいちいち付き合うのにも、同室の人にも迷惑をかけていたし、私ももう限界だったので、勇気を出して強く言ってみて良かったです。

その後彼女は、症状が悪くなったのか、毎日誰かに土下座したりするようになっていました。看護師さんも彼女にはより監視を強くするようになっていき、気が付けば、同じ階にある、ちょっと隔離された鍵付きの個室に彼女は部屋が変わっていました。

彼女は他にも「ころさないでください」「全部わたしがわるいです」等も言っており、何が彼女をそうさせたのか可哀そうに思いました。私には彼女の病気が治るかどうかはわかりませんが、少しでも良くなっているといいな、と、当時を時々思い出します。

入院されてる患者さんは様々

病棟内の患者さんがちょくちょく、変わるので、新しい患者さんが入ってきたりします。車いすの方や、お年寄りの認知症の方とかが多かったです。皆さん病気や症状も多種多少のようで、

・ずっとうめき声をあげている人

・叫びだす人

・ずっと何か同じセリフを言い続けている人

・支離滅裂な質問をしてくる人

など、いろんな方がいらっしゃいました。最初は怖かったですが、入院二カ月目には慣れてきました。

その中でも、印象に残っているのが、

時々江戸時代にタイムスリップするおばあちゃんです。

「みなのもの、おもてをあげい!!」

「ここは、大奥であるぞ!!」

と、何度も連呼されていました。最初は皆さんその方にびっくりされていましたが、私も含め皆慣れてきました。声が大きく病棟内に響き渡るので、その方は最初は4人部屋でしたが、後に鍵付きの個室に移動されていました。

色んな症状の方ばかりご紹介してしまいましたが、

しかし、そういう方ばかりではなく、毎朝挨拶をして、一緒にラジオ体操を自主的に行ったり、「今日は天気がいいねぇ」など世間話ができる方も何人かいらっしゃいました。そういう方もいらっしゃったので、完全に一人きりで孤独ではなかったのでそれが救いでした。

うつ病で入院後、退院に向けて行った事

二か月過ぎた頃から、退院へ向けて、家への外泊を許可してくれるようになりました。1カ月につき4泊できる決まりでした。外泊で家に帰って、ちゃんと生活できそうかどうか、というのを家族の人に確認してもらい、患者自身も、家で生活してやっていけるかを外泊することによって確認をします。

退院は、家族、医師、患者の三人が退院しても大丈夫だ。という意見が揃ってからでないとできないようです。

うつ病から入院そして退院へ

私の方は病院の生活には慣れはしたものの、いろんな方との共同生活、日々の退屈さと、夜中に、看護師さんの見回りなどで、何度か起きてしまうなどなど。退院間近はストレスの限界を感じていました。

退院日前の2,3週間前からずっと毎日「退院したいです」とずっといいつづけてました。

私の場合、2か月間でやっと、あとは退院後の通院で薬の調整が行えるレベルまでもってこれたので、家族、医師からも許可が出たので、正確には58日間で退院となりました。

うつ病で精神科入院生活のまとめ

色々とありましたが、入院生活は想像以上に過酷な物でした。自分だけの入院ではなく、周りの患者さんとの共同生活になるので、その点が大変でした。最初個室だった方もある程度落ち着いたら、4人部屋に移されていましたので。まるっきり誰ともかかわらずに生活するのは難しいのかもしれません。

病気の方とあまり、接する事がない人にとっては、未知の世界でした。色んな病気の方がいらっしゃるのだな、と知ることができ、大変ではありましたが、自分にとって悪い経験にはならなかったと思えます。

病気の方の話を色々してしまいましたが、決して、その方の中傷をしているわけではありませんので、そのあたりをご理解いただけると幸いです。

あくまで私個人の視点からの体験談になりますが、誰かの何かの役に少しでも立てば幸いです。

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