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占いは100%当たる!誰でも占いを信じてしまうカラクリ【心理学のバーナム効果】

手相占い、血液型占い、星座占い、タロット占いなどなど、占いにはさまざまな種類がありますよね。

そういった占いってどういった根拠があるのかよくわからないけれども、

「当たっている!」と信じてしまった事はありませんか?

実は、ほとんどの占いは、誰でもあたるようにできているのです。

心理学ではそれを「バーナム効果」と呼びます。

今回はそのバーナム効果とそのカラクリについてご説明いたします。

占いが当たる仕組みのバーナム効果とは

そもそも人は、自分の事をもっとよく知りたいという欲求(自己認知欲求)という物を持っており、そして常に「自分のアイデンティティを探している」生き物です。

それゆえに占いは安定した人気があります。

しかし、その占いは、ほとんどの人が当てはまるように工夫して書いてあります。

例えば、「人間関係の悩みがある」「協調性はあるが、頑固な一面もある」などと書いてあれば、それはほとんどの人に当てはまる診断です。

このように、答えが曖昧なのに「自分だけに当てはまる」と錯覚してしまうことを心理学では「バーナム効果」と言います。

これは、アメリカの心理学者ポール・ミールが、興行師P・Tバーナムの言葉「誰にでも当てはまる要点というものがある」にちなんで名付けました。または、心理学者バートラム・フォアの名前をとって「フォアラー効果」とも呼ばれています。

誰にでも当てはまっちゃう「バーナム効果」の実験

更にフォアはこんな実験も行いました。

1948年、学生たちを集め、性格診断を行い、以下の内容の診断結果を学生たちに配りました。

  • あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。
  • また、あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。
  • あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。
  • 外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。
  • 正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがあります。
    (…以下省略) 引用:wikipedia

この診断結果は星座占いなどを参考に作ったもので、

すべてまったく同じ内容の文面を学生たちに配りどれほど自分に当てはまるか評価してもらった結果、

0~5段階中平均4.26という評価が出たのです。

つまりほとんどの学生が、全く同じ文面であるにもかかわらず自分に当てはまる!

と思ってしまったのです。

また、他の実験で「あなたはこんな人ですね」と言われるより、

「あなたはこんな面があるけれど、その反面、こんな面も持ち合わせていますね」と

一面的に言われるより、二面的に言われた時の方がはるかに

「当たった!」と思ってしまうという実験結果もあります。

ですので、占いは大抵、「○○な反面××」というお決まりのフレーズで書かれており、誰でも当てはまるようになっているのです。

バーナム効果を使った占い師のトークテクニック

そんなことは言っても、占い師に占ってもらったことがあるけど、当たったことがあるよ!という方もいらっしゃると思います。

そんな占い師の方もある程度、常套句を持ち合わせていて当たっているように見せかけていたりします。

例えば、

「あなた人間関係で悩んでいますね?」

というセリフは、ほとんどの人の悩みは人間関係に行きつきます。

「あなたはとても優しいけれど、それを伝えるのが下手ね」

→人間関係で悩んでいる人は大抵そうです。

「信頼していた人から裏切られたことがありますね」

→恋人と別れた、友達に悪口を言われた。ある程度誰でも経験があります。

「一人で悩んで決断した結果、失敗してしまったことがありますね」

→むしろ失敗したことが無い人がいるでしょうか。

どれもこれも、当たり前のことですが、面と向かって堂々と言われると、

「この人はわかるんだ!」と思ってしまいますね。

更に

「まさか・・・ではありませんよね?」という否定疑問文を駆使する手もあります。

「まさか、あなた職場の人間関係で悩んでいませんよね?」と聞きます。

すると、

「はい。そうなんです実は部下が・・・」とイエスがくれば「やはりそうでしょう」と言えばよいですし、

「いえ、職場じゃなくて、恋人が・・・」とくれば、「やはりね、このカードには職場の人間関係じゃないと出てましたよ」と言えば、

ノーと来てもイエスと来てもどちらに転んでも当たっていることになります。

バーナム効果・占い師の外れない未来予想

また、未来を予測するケースですが、こちらもある程度当てることができます。というよりも、外れない言い方をすればよいのです。

「近いうちに思いがけない人から連絡がくるでしょう」と言われた場合、

近い内という言葉は実に曖昧で、数日、数週間、人によっては数か月以上や1年以内ということもありえます。

少なくとも1年くらいの期間があれば、だれでも昔の友達、元職場の人、長い間連絡を取ってなかった懐かしい相手から、大抵、なにかしら連絡が来るものです。

また、

「あなたは、半年以内にお金が入ってくるでしょう。」と言われた場合、

本当に入ってくるものでしょうか?

でも、ここで更にもう一つ言葉を付け加えます「でも、それには小さなきっかけを確実につかむ必要があります。

そのチャンスを見逃さないようにしてください」という感じに言われたらどうでしょうか。

もし、お金が入ってくれば、「占いが当たった!」となりますし、外れても「チャンスを逃したのかな・・・」とまたしてもどちらに転んでも当たったことになります。

このように言い回しを工夫することで、占いはなんでも当たっているようにできてしまうのです。

思い返せばなんとなく、占い師さんに曖昧な言い方をされていて、しばらく経った後に当たった時だけ「当たった!!」と喜んだりしていませんか?

人は外れたときは特に何も言いませんが、

占いが当たれば「当たった!!」と喜んで口にしてしまうものです。更に知人から占いが当たったという報告を聞き、それによって、ますます占いを信じてしまうのです。

必ず当たる占い!バーナム効果のまとめ

いかがでしたでしょうか?

占いが当たっているように感じるからくりについてご説明してみましたが、

決して占い師の方を悪く言っているつもりはありません。

実際、占いによって、元気づけられたり、勇気をもらえたり、行動の後押しになり、いい結果が生まれることももちろんあります。

しかし、悪い結果が出てしまったからと言って必要以上に落ち込んでしまわないように、余裕をもって受け止められるようになる事は精神上大切だと思います。

その手助けがこの記事によってできれば幸いです。

参照元: 「バーナム効果」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%8A%B9%E6%9E%9Ch

参考文献: ■2017年 青春出版社 小沢源太郎 『すぐ試したくなる!実戦心理大全』より