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【流浪の月】あらすじ・ネタバレ・感想を紹介!衝撃の結末とは…!?

  • 2020年4月23日
  • 2020年4月23日
  • 書評
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話題の2020年本屋大賞受賞作

凪良ゆうさんの

「流浪の月」

テレビで紹介されているのを見て、思わずすぐ購入し読み終えました。

息をのむような展開に、圧倒されながら

あれよあれよと、最初から最後まで飽きることなく読めた作品です。

早速どんな作品なのかご紹介いたします。

流浪の月の「あらすじ」について

流浪の月を知らない方へ、

流浪の月は一体どんな作品なのでしょうか?

流浪の月のあらすじ

主人公は家内更紗(かない さらさ)という9歳の一人の少女です。

一人っ子の更紗は、親子三人で仲良く暮らしていました。

しかし、ある日父親が病気で他界。

母親は、男を作り、主人公・更紗を一人置いてどこかへ消え去ります。

身寄りのなくなった更紗は叔母に引き取られますが、

自分の育った家庭との価値観の違いにどこか窮屈な思いをします。

更に、

その家の、中学生の息子は、夜中になると更紗の部屋にやってき、

更紗に、性暴力をふるいます。

更紗は誰かに相談したくても、恥ずかしくてできず、

どこにも自分の居場所がないと感じ、次第に家に帰りたくないと考えます。

9歳の更紗と19歳の青年、佐伯文と出会います。

ある日公園で、雨だというのに濡れたまま家に帰ろうとしない更紗に

青年・文は「うちにくる?」

と問いかけます。

更紗は「いく」

と答え、

そこから、二人暮らしが始まります。

更紗は文の家で自由に暮らします。

真面目で規則正しい生活を送っていた文も、更紗に感化され、

自由に楽しい生活を二人は送ります。

しかし、そんな生活も長くは続きませんでした。

世間では「家内更紗ちゃん誘拐事件」として騒がれていました。

ある日、二人が出かけた際に、目撃者に通報されてしまい、

あっけなく二人の同居生活は終焉を迎えます。

更紗は児童養護施設に預けられ、文は女児誘拐の罪で逮捕されます。

そして、あの事件から15年、

更紗は24歳になり、とあるきっかけで

34歳になった文と再会します。

世間から見ると、

女児誘拐事件の被害者と。加害者。

決して出会ってはいけない二人が出会ってしまった、

その結末は・・・

流浪の月のネタバレ

流浪の月のあらすじを読んでみていかがでしたか?

続きすごくきになりますよね!

次に本書のネタバレをご紹介していきたいと思います。

あの誘拐事件から15年

24歳になった更紗は、「亮」という彼氏と同棲していました。

しかし、事件から15年経った今でも、青年・文の事が忘れられずにいました。

彼氏とも、勝手に結婚の話を進められたりと、更紗の中で彼氏と結婚したいのか、どうかわからず、関係がギクシャクしだします。

更紗はファミレスでバイトしており、仕事の付き合いで

ある日、夜に開店するカフェ「calico」に行くことになります。

文と更紗の再会

カフェ「calico」のマスターは、なんと文でした。

15年経って文は34歳になっていたが、風貌は昔とほとんど変わっておらず見間違いませんでした。

しかし、文の方は、

更紗に気づいているのか。気づいているけど気づかないふりをしているのか、

特に反応がありませんでした。

誘拐事件の真実

世間では、文は女児誘拐の犯罪者ですが、

更紗に本当に性暴行をしていたのは、同居先の息子であり、

文はむしろ、居場所のない更紗を助けてくれた人でした。

自分から文についていったし、

文は更紗に一切触れていないと言っても、

誰も信じて貰えず、

更紗の中では、今でも自分の居場所は文の傍だけだと感じていました。

文のカフェに通うようになる

更紗は文の経営するカフェに通い始めるようになります。

彼氏に「今はバイト中」とうそをついてまで、カフェに通うようになります。

更には、カフェが閉店するのを待って、文の後をつけ、文の住んでいるマンションまでつきとめます。

しかし、その時女の人を連れ添っているのを見つけます。

女の人が一緒に文のマンションに入っていくのを、確認し、

どうやら文には恋人がいる。という事が発覚します。

更紗は、そこで

「文が大人の女の人を愛せるようになったのだ。文が幸せでよかった」

と安堵します。

特に恋人がいても、ショックではなかったので、更紗はこれは恋ではないのだろう。と思いました。

彼氏が暴力をふるいだす

そんな折、

彼氏の亮は、更紗が最近様子がおかしいと、職場に電話し、更紗がバイトであるという、うそをついてどこかへ出かけていると気づきます。

そして、更紗が「calico」へ通っている事にも気づきます。

疑心暗鬼に陥った亮は、

更紗に暴力をふるいだします。

必死の思いで更紗は近くにあった花瓶で亮を殴り、

そのすきに、部屋から飛びだします。

しかし、更紗には家族がおらず、どこにも行く当てがありません。

そして、たどり着いたのが「calico」でした。

顔面、あざと血まみれの更紗をみつけた文は

あの日と同じようにまた問いかけます。

「店にくる?」

更紗は

「いく」

と言います。

文は、最初から、更紗の事を更紗と気づいていたようです。

文と更紗が再開後初めてちゃんと会話

更紗は、文が自分の事を憎んでいるかとおもっていました。

ですが、どうやらその様子はなく、

文は、更紗がまた自分とかかわるとよくないと思っていたようです。

その日は、文のカフェで傷の手当てをしてもらい、少し休ませてもらいました。

しかし、亮がcalicoに更紗がいると突き止め、calicoにやってきます。

最初は怒鳴っていたけれど、反省した様子を見せていて、

更紗はまた亮と暮らす部屋に戻ります。

更紗は彼氏宅から引っ越し

更紗の中で亮とはもう完全に終わりだと思い、

彼氏の家から引っ越しをする手続きを取ります。

それも、すべて亮の仕事中を狙ってやったため、亮に気づかれず、こっそり引っ越しをしました。

更紗が引っ越し先に選んだのは

文のマンションで、文の部屋の隣でした。

更紗は一度、文の恋人に「文のストーカー」と疑われていたので、

良くないと思いつつも、文の隣に引っ越します。

最初はばれないように変装してすごしていましたが、

文にあっさり隣に引っ越してきたことがバレます。

文は、特に迷惑と言った様子もなく、二人の新しいお隣同士の生活が始まります。

文の彼女について

あの頃と変わらない自由奔放な更紗と、文の距離は一気に縮まります。

更紗は、文の彼女について聞きます。

文の彼女は、谷さんといい、心療内科で出会ったそうです。

しかし、文はまだ彼女に本当のことが言えないようでした。

文は、名前を「佐伯文」から「南文」に変えており、彼女は文が過去に犯罪を犯したことを知りません。

文は「まだ彼女とつながれない」

と言います。

更紗は、文がまだ大人の女性を愛せないと悟り、

文の幸せを願うあまり涙します。

更紗のバイト先の女性の娘を預かることに

更紗のバイト先にシングルマザーの女性がいました。

シングルマザーの女性は、彼氏がおり、なんとかこの人と再婚したいと

仲を深めるために

「彼氏と沖縄旅行行くから1週間、娘を預かってくれ」と頼まれます。

更紗は、快諾します。

娘は梨花ちゃんと言い8歳の女の子です。

なりゆきで、

文に梨花ちゃんとの生活を協力してもらう事になり、

梨花ちゃんは人懐っこい性格の為、文ともすぐ打ち解け

三人は仲良く楽しい時間を過ごします。

世間は二人を認めてくれない

そんな中、

あの事件から15年経ち、

二人がまた再会し、なんと今はマンションの隣同士という事実を

どこぞの誰かが週刊誌にその情報を売ったため、

世間はまた大きく騒ぎたてます。

15年経った今でも二人は

女児誘拐事件の被害者と加害者

というレッテルを貼られ続け、世間に縛られ続けます。

週刊誌で話題になったせいで、更紗はバイト先をクビになります。

更に、文の経営するカフェも、文の素性がバレたことにより、閉店せざるを得なくなります。

そんな週刊誌に情報を売った人物は

更紗の元カレ「亮」でした・・・。

週刊誌で更紗の元恋人として、インタビューに答えた記事が載っており、

更紗は亮と連絡をとり、「もうやめて」と言います。

そして、直接、更紗と亮は会って話し合う事になります。

物語は終盤へ・・・

更紗と亮は、再会し、もうやめるよう説得しますが

亮は「俺の勝手だろう」と言い放ちます。

更紗は言い返すことが出来ず、立ち去ろうとします。

しかし、

階段のそばで、亮に思いっきり腕をつかまれ

「待ってくれ、もう一度やり直そう」

と復縁を迫られます。

更紗が腕を振るおうとしたその時、亮はバランスを崩し

階段から転げ落ちます。

急いで、救急車を呼び亮を運んでもらいましたが、

その時、亮は

「この人に突き落とされました」

と言い、警察沙汰に発展します。

警察からの取り調べ

更紗は警察から色々取り調べを受けることになります。

しかし、現在、預かり中の梨花ちゃんは熱を出しており、文に預かってもらってはいるが、心配になり

先に預かっている娘に連絡させてくれと頼みます。

その際に、週刊誌の事を知っている警察官から

預かってもらっているのはあの「佐伯文」なのか?

と、事件がさらに悪化し、文も取り調べを受ける羽目になります。

幸い、更紗は正当防衛となり、

文も警察から解放されますが、

その帰り道、文の恋人「谷さん」と出会います。

谷さんとの別れ

谷さんは、週刊誌でようやく文があの「佐伯文」だと知り、別れを告げます。

谷さんは、過去に乳がんで胸を片方切除した経験があり、

本人はそれがショックで心療内科に通っていました。

そこで文と出会ったわけですが。

谷さんは、文が谷さんを抱かない理由はずっと自分の胸のせいだと思っていました。

そこで、文に「あなたが小児性愛者だったから私を抱かなかったの?」

と聞きます。

谷さんにとっては、

「自分の身体が無理だったのではなく、小児性愛者だったから無理だった」

「最初から大人の女性が無理だった」

「そうであれば、自分は悪くないから大人の女性として自分は救われる」

という願望があり、まるでそうであってほしいというように文に聞きます。

文は「そうだよ。俺は小さい女の子が好きだから、谷さんの大人の身体には興味がないんだ。実験的に付き合ってみた。利用してごめんね」

と答えます。

谷さんはそれが、自分を傷つけないための嘘のようにも感じたが、

結局最後まで文のことがわからなかったと、その場を去ります。

明らかになる文の秘密

ふらふらとどこかへ行こうとする文に、更紗が「わたしもいく」

とついていこうとします。

文は、

「俺の事を何もしらないのに」

と言います。

更紗は「わたしは、文の何を知らないの?教えて。大丈夫だからお願い」

と、両手で文の手を握りしめます。

(ロリコンじゃなくても生きるのはつらいことだらけだよ)

(俺は、彼女とは、つながれない)

過去にそう言っていた文の言葉がよみがえります。

そして、文の秘密が明かされていきます・・・

文の過去と真実

文は「体が成熟しない病気」でした。

周りの子と違い、二次性徴が現れず、大人になれない病気なのでした。

文の母親は育児書通りに文を育てるという教育熱心な人でした。

完璧ではなくてはならないというプレッシャーを文は感じており、

それゆえ、欠陥品であるともいえる自分の身体を

家族に相談できず、

裸にならなければいけないため、一人で病院へ行くのもためらわれました。

そして、周りの成長していく女性に恐怖を感じていた為、結果的に小さい女の子に行先が移りました。

そして、自分は大人の女性が愛せないのではなく、小さい女の子が好きなんだ。

と、自分をだまし小児性愛者になろうとしました。

しかし、そんな生活も息苦しく終わらせたいと思うようになりました。

そんな時、当時9歳の更紗に出会います。

「いっそのこと、逮捕されれば自分の身体の事も明らかになりラクになる」

文は更紗に声をかけることがどういう結果を招くかわかりきった上で声をかけたのでした。

文にとって更紗との生活は新鮮でした。

教育熱心な母に育てられた文は規則正しい生活をしていましたが、

更紗は自由奔放で、そんな更紗に文は感化されていきます。

結局逮捕され、刑期を終えた文は、落ち込んだ日は決まって、更紗の夢を見るのでした。

あれほど自由な日々は、初めてだった。

そして、更紗に会いたい。と願います。

偶然ネットで更紗がK市で今は暮らしている。という情報を目にし、

文はK市へ引っ越し、

カフェを開きます。

店の名前は、

「calico」

日本語で更紗という意味を持ちます。

そして店をかまえ四年後、

更紗が訪れます。

更紗と文のその後

更紗と文は一緒に暮らすことになります。

しかし、お互い恋愛感情というものはなく、恋もしないし抱き合う事もないと言います。

二人の関係を表す適切な言葉はわかりません。

そして、最後はこの言葉で締めくくられます。

わたしたちはおかしいのだろうか。その判定は、どうか、わたしたち以外の人がしてほしい。わたしたちは、もうそこにはいないので。

エピローグ

エピローグでは、梨花ちゃん、更紗、文の三人が仲良くファミレスで食事をしている様子が描かれています。

じつは、この描写はプロローグの続きとなっています。

プロローグでは、この三人が何者かわからない状態で語られており、

エピローグでこの三人の正体が判明する。という、

わかると「にんまりする」展開になっています。

エピローグではあれから、5年たっており8歳だった梨花ちゃんは中学生になっています。

更紗と、文は、長崎に引っ越し二人でカフェを営んでいるようです。

地元客に評判だそうです。

しかし、二人は何度も、引っ越しては身バレを繰り返しており流浪の生活を送っているのだそうです。

更紗は「次バレたらどこへ行く?」と明るく旅行の様に話します。

最後に、文のこの言葉で締めくくられます。

更紗はぼくの肩にもたれてすでにうたた寝をしている。口元だけで微笑み、ぼくも目を閉じた。――ねえ文、今度はどこにいく?――どこでもいいよ。

どこへ流れていこうと、ぼくはもう、ひとりではないのだから。

流浪の月のネタバレまとめ

いかがでしたでしょうか?

最終的には二人は一緒に暮らし、楽しそうにしており

ハッピーエンドです!!

めちゃくちゃ、ぐっとくる最後ですので、

こんだけネタバレしてしまいましたが、

だいぶ色んな部分を割愛していますし、

主人公の心理描写も伏線回収も見事ですので、

是非、実際に手に取って読んでいただきたい作品です。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^